SF映画の金字塔『エイリアン』シリーズ。第一作目が公開されて40年以上たった今なお、世界中で愛されてる人気シリーズです。
79年に『エイリアン』が公開され、86年に『エイリアン2』、92年に『エイリアン3』、98年に『エイリアン4』、と続編が作られている人気シリーズ。
さらには、12年にはシリーズの前日譚である、『プロメテウス』、17年に『エイリアン・コヴェナント』、が公開され、益々勢いにのってます。
この記事では、最初の4部作を紹介していきます。
『エイリアン』(1979)
あらすじ
西暦2122年、民間の宇宙貨物船ノストロモ号は、採掘作業を終え、地球へ帰還する途中、遠くの惑星からのSOS信号を受信しました。
二等航海士のリプリーが、信号の正体を解析していたが、それは、救難信号ではなく、何かを警告するために発せられたらしい。
そして、一人また一人とエイリアンの餌食になっていき・・・・。
作品概要
宇宙船から宇宙服の小物に至るまで参加したデザイナーたちによって美意識に統一されている。もはや、アート。
H・R・ギーガーをはじめとするデザイナーたちの事は後から知りましたが、「よく、こんなの作ったな!!」と、今でも感嘆します。もう1つ忘れてはいけないのが、本シリーズが生み出した新しい流れ、戦うヒロインの登場です。
シリーズ通しての主人公、エレン・リプリーを演じるのは、シガニー・ウィーバー。男性的なルックスでありながら、色気も健康美もほどほどに持ち合わせている。
ただ、戦うヒロインとはいっても、この第1作目ではまだ襲われる側であり、けっこういたぶられてます。
後、この「エイリアン」という単語、本来は外国人を意味するものだそうで、この作品によって「異星人」を意味する単語として定着しました。
また、2002年には、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されています。名作映画の枠を超えて「完璧な映画」と言いたくなる作品です。監督はリドリー・スコット。
『エイリアン 2』(1986)
あらすじ
西暦2179年、ノストロモ号での悲惨な出来事の後、リプリーは宇宙船から何とか脱出し、地球周回軌道付近の宙域で発見・救助される。
そして、57年間もの間、宇宙を漂っていたことを告げられる。さらに、エイリアンとの遭遇を主張するが、誰にも信じてもらえず・・・。
実は、ノストロモ号が着陸した惑星(LV-426)は、今は多くの入植者たちが移住していた。が、やがて、LV-426からの連絡が途絶え、入植者たちが消息不明となる。調査のため海兵隊が派遣される事になり、リプリーは己のトラウマに決着をつけるべく同行を決意する。
作品概要
主演は前作に引き続きシガニー・ウィーバー。監督はジェームズ・キャメロンにバトンタッチしています。2009年にイギリスのエンパイア誌が発表した「史上最高の続編映画」で第1位に選ばれました。前作がホラーだったのに対して同じ路線でいっても1作目を超えられないためか、思いっきりアクション満載です。
本作はエイリアンがウジャウジャでてくるのですが、そいつらのボスであるエイリアン・クイーン。このクイーンが誰がどう見ても人間じゃ勝てないレベルのバケモン。
最終シーンでは、そのクイーンと地球最強の女リプリーとのガチタイマン。この女同士??のタイマンは男がみても惚れ惚れする。
『エイリアン 3』(1992)
あらすじ
西暦2279年。前作でエイリアン・クイーンを倒したリプリー達は、地球に帰還するはずだった宇宙船で謎の事故が発生。脱出艇は宇宙の流刑惑星フィオリーナ161に墜落する。
この惑星では、凶悪な男性囚人が戒律の元、自活的な生活を送り、鉛のコンテナを作る作業に従事していた。そんな中、またしてもエイリアンが登場。実は、脱出艇内にクイーンが卵を生み落としていたのだった。リプリーは、囚人達と団結してエイリアンを倒そうと奮起する。
作品概要
本作の監督は、デヴィッド・フィンチャー。今作が初映画監督作品です。ですが、多額の製作費をかけたにも関わらず評判はイマイチでした。
フィンチャーはあまりの叩かれ方に、一時引きこもりになったとか。辛い経験を乗り越えて、今でこそ有名になりましたけどね。
ただ、1&2があまりにもおもしろかっただけで、この作品も普通に面白いですけどね。
エイリアンも新型、犬に寄生した四足歩行のドッグ・エイリアンが登場します。
『エイリアン 4』(1998)
あらすじ
西暦2470年、前作のラストでリプリーは命を落としましたが、今作では研究材料のためクローンとして蘇りました。その目的は彼女の体内からエイリアン・クイーンを摘出し、軍用兵器として使用すること。(リプリーは寄生されていた)。
そんな中、復活した無数のエイリアンたちは、逃亡し、研究者らを次々と虐殺していく。リプリーは脱出を試みるが、その途中、人間とエイリアンのハイブリッド生物「ニューボーン」が誕生するのを目撃する。
作品概要
監督はフランス人監督のジャン=ピエール・ジュネにバトンタッチ。4作目となる今作では、宇宙海賊たちがストーリーに大きく絡んできます。
その海賊の新米役にウィノナ・ライダーが出演しています。この頃は可愛かったですね。
管理人的にはこの4作目が1番好きなんですけど、映像がすごい綺麗で、水の中を泳ぐエイリアンとか美しすぎ。
まとめ
SFホラーの金字塔『エイリアン』シリーズ。このシリーズはそれぞれ違う監督が生み出した作品たち。今となっては皆が一流映画監督です。
映画界でもシリーズを通してこれほどカリスマ性のあるシリーズは他にないでしょう。
リドリー・スコットが神々しい宇宙を作り上げ、常にリ・イマジネーションを繰り返してきたオンリーワンシリーズ。
是非、ご覧ください。
前日譚シリーズはコチラ↓↓↓
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