世界的に有名な【バットマン】。アメリカン・コミックスのDCコミックが出版する『バットマン』の実写映画。今回は、『ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト・ライジング』を振り返りたいと思います。
クリストファー・ノーラン監督によって新たに生み出された新『バットマン』、この3部作でバットマンを演じるのは強烈な役作りで観る者を驚愕させるクリスチャン・ベール。
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ファンとしては、4作目も期待してましたが、クリスチャンとノーラン監督は3部作と決めて、撮影に臨んだようです。だからこそ、あれほどの名作シリーズとなったのでしょう。
『バットマン ビギンズ』(2005)
幼いころ、両親を目の前で殺されたブルース・ウェイン。彼がいかにしてバットマンとなりゴッサムシティの平和を守るに至ったかを描く。
キャストも豪華で日本からは渡辺謙が参戦しています。
バットマンはコウモリをモチーフにしてるため、全体的に暗い印象の作品だが、ヒットメーカーであるノーラン監督の手腕により、人間味溢れるリアルさが追及されており、新しいファン層の開拓に成功。闇のヒーローとなる動機やそこに至るまでの過程がしっかりと明確に描かれており、他のヒーローのように特別にスーパーパワーを持ってたわけじゃなく自らの鍛錬によるもの、アクションシーンもよりリアルに感じられ、ザ・暗黒街って感じのゴッサムの雰囲気だったりと、ノーラン監督は最高水準のヒーロー映画を作り上げた。
『ダークナイト』(2008)
ゴッサムに現れた史上最悪の犯罪者・ジョーカー。バットマンは地方検事のハービー・デントやゴードン警部補とともにジョーカーを追い詰める。
重厚なストーリーとリアリティでメガヒットを記録した本作。アメコミ原作でありながらアカデミー賞に8部門ノミネートされた00年代の最高傑作。ジョーカーを演じた故ヒース・レジャーはアカデミー賞助演男優賞を獲得する快挙も。
本作の主役はバットマンだが、完全にジョーカーに食われている感が。ここまで純粋な「悪」を演じきったヒースの早すぎる死が惜しまれる。
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『ダークナイト ライジング』(2012)
ダークナイトから8年後を舞台に、ゴッサムを破壊しようとする殺し屋・ベイン、謎の女性・キャットウーマンなどを相手にゴッサムを守るバットマンの姿を描く。
3部作の最終作とあってラストまで圧巻です。キャットウーマンのアン・ハサウェイも魅力たっぷりに描かれており、トム・ハーディ演じるベインは前作のジョーカーほどでないにしろ、観客に強烈な印象を残しました。
ラスト、”ロビン”の名が出てきたときは、気分が上がったね。3部作の壮大なフィナーレは興奮と感動で締められた。
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