もはや悪役（ヴィラン）が主人公！？おすすめ映画１０選！！

たまに映画を観てると主人公より悪役の方が魅力的に見えちゃうことありますよね？

悪役＝ヴィランと呼ばれ、近年では人気が出過ぎたために、悪役を主人公にしてしまった映画もあるほど。いい映画とは、いい悪役がいてこそ主人公が際立ち、面白いんですよね。

今回は、悪役が完全に主人公を喰ってしまった映画をご紹介します♪♪

 

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ジョーカー

映画『ダークナイト』

ダークナイト (吹替版)

まず最初に紹介しなければならないのは、やはりジョーカーでしょう。この悪のカリスマに勝る悪役は映画史全体を見渡してもみつからないでしょう。故ヒース・レジャーのジョーカー役のキャスティングには賛否両論ありましたが、レジャーは蠱惑的こわくてきな演技で世間を黙らせました。

レジャーの演技は、無秩序な世界を体現しており、自身もアカデミー助演男優賞を獲得するなど、『バットマン』というヒーロー映画をただのコミック映画の枠からはみ出させ、最高の１本へと昇華させました。

伝説の俳優による伝説の演技で伝説の映画となった『ダークナイト』。観る方も覚悟せねば・・・。

ベイン

映画『ダークナイト　ライジング』

ダークナイト ライジング (吹替版)

前述の『ダークナイト』の続編である本作。『ダークナイト』ではヒース・レジャーが演じたジョーカーがあまりに凄すぎたため次作の悪役を演じるのはかなり困難だったでしょうが、トム・ハーディは見事にベインという悪を演じきりました。

トム・ハーディはこの役のために筋肉を増やし、内面だけでなく外見的にも強烈なインパクトを残しました。また、印象的なマスク姿もどこかリアリティがあり、単なるコミック映画の悪役と侮るなかれ、恐怖をもたらす革命家として描かれています。

 

 

テレンス・フレッチャー

映画『セッション』

セッション（吹替版）

悪役といえば、残忍な人殺しや凶悪な破壊者を連想すると思いますが、映画『セッション』のテレンスは、どこにでもいる普通の音楽家で指揮者です。しかし、だからこそ悪役として存在感があるのでしょう。

僕らの誰もが仕事のキャリア上で遭遇する可能性のある敵です。『スパイダーマン』シリーズでおなじみのJ・K・シモンズがこの役を演じ、生徒の弱さを徹底的に潰していきます。感情のない暴力魔に見えるでしょうが、基本的には人間らしい人間です。

多くの悪役にいえますが、自分のことを悪と思ってないのです。

キルモンガー

映画『ブラックパンサー』

ブラックパンサー (吹替版)

MCUの中でも特に人気に高い本作。コミック映画として初のアカデミー賞作品賞にノミネートされました。その要因としては色んな理由が挙げられますが、１つはマイケル・B・ジョーダンが演じたキルモンガーだといっていいでしょう。

MCUシリーズにおいて悪役はパッとしないのが多い中、キルモンガーは恐ろしい策略を企みつつも、親近感のある悪役として非常に高い人気があるキャラクターとなりました。

彼には、複雑なバックストーリーがあり、深い感情を魅せ、さらには、鍛え上げられた肉体からくる身体能力も加わり、あらゆる面で主人公のヒーローよりもヒーローらしいキャラクターとなりました。

アロンゾ・ハリス

映画『トレーニング・デイ』

トレーニング デイ(吹替版)

ポリス映画関係で汚職刑事のストーリーはたくさんありますが、デンゼル・ワシントンが演じたアロンゾ・ハリスのような人物はいないでしょう。彼は、暴力を好み、腐敗した警察官の典型的なキャラクター。

誰よりも不道徳な生き方をしてるアロンゾ・ハリス、誰が見ても憎むべきキャラクターですが、演じたデンゼルはこのキャラクターにスリリングな人間性を加え、オスカーを獲得しています。

悪徳警官の中の悪徳警官である彼の存在が作品に重厚なスパイスを与えてるのは間違いありません。

カルヴィン・キャンディ

映画『ジャンゴ　繋がれざる者』

ジャンゴ　繋がれざる者 (吹替版)

１９世紀の奴隷商人カルヴィン・キャンディを演じたのはレオナルド・ディカプリオ。レオはサディスティックで憎悪に満ちた人間性をカルヴィンというキャラクターに味付けしました。その結果、彼の人種差別と偏見はとどまることを知らない憎むべきキャラクターになりきっています。

レオは、本番中テーブルの上にあったコップを勢い余って割ってしまい怪我をしてしまいます。普通ならここで撮影ストップになるんですが、レオはそのまま撮影続行。周りの役者陣が「続けるの！？」と困惑する中、吹き出てる血さえもアドリブに利用し、猟奇的な奴隷商人を演じました。

レオがこのカルヴィンというキャラクターに吹き込んだ貫禄、プライド、品格は、僕らが求めていた悪役像にピッタリとハマってますね。

クルエラ

映画『クルエラ』

クルエラ (吹替版)

ディズニーの名作映画『１０１匹ワンちゃん』に登場するヴィラン・クルエラ。黒と白のヘアスタイルが特徴的な悪役クルエラの誕生秘話を７０年代のロンドンのパンクロックムーブにのせて描いた衝撃作。

エマ・ストーン演じるエステラ（クルエラ）が非常にカッコよく、物語の冒頭は彼女の幼少期から描かれ、ここから僕らがよく知るあのクルエラがどうやって誕生するのか？もう開始５分でのめりこんでしまいます。

彼女がファッション業界のカリスマ・バロネスの元でファッションを勉強する様子はどこか『プラダを着た悪魔』を連想させ、アヴァンギャルドなファッションショーはまばたき禁止にしたいほど！おなじみの２人の子分との絆にも感動シーンが・・・！

アントン・シガー

映画『ノーカントリー』

ノーカントリー (字幕版)

コーエン兄弟が製作した壮大なスリラー。

一見するとシガーは、現金の入ってスーツケースを回収するだけの殺し屋です。それも変な髪型と変な武器を持った変人。しかし、ハビエル・バルデムは見事にこの変態・・・殺し屋を演じ、視聴者に戦慄を覚えさせました。

死、道徳、正義、悪、運命、彼は何をテーマにしているのかよく分からないターミネーターのような存在ですが、コミカルな一面も持ち合わせているキャラクターです。

 

 

ハンニバル・レクター

映画『羊たちの沈黙』

羊たちの沈黙

アカデミー賞を総なめにした名作の登場です。

本作は、FBIの女性訓練生と元精神科医で服役中の猟奇殺人鬼・レクター博士とのやり取りを描いた物語。レクター博士を演じるのは名優アンソニー・ホプキンス。今や映画史全体のアイコニックな存在にまでなっているハンニバル・レクター。世界中で愛されてる（恐れられてる）キャラクターになりましたね。

天才的な頭脳を持ちながらも、人の内蔵を食べる猟奇的な一面もあり、ある意味で刃物や銃で殺す殺人鬼よりも視聴者に与える不快感は大きいでしょう。

アカデミー賞では作品賞のみならず、主人公を演じたジョディ・フォスター、そしてアンソニー・ホプキンスもそろってオスカーを獲得。この２人の演技合戦はもはや「ASMRか！」てなぐらい心地よく脳内に響きます。

ヴォルデモート

映画『ハリーポッター』シリーズ

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 (吹替版)

ハリーポッターシリーズはファンタジー小説を原作にしているため、ヴォルデモート卿は映画が公開される前から最も偉大な悪役の１人でした。

世界中のファンがヴォルデモートとはこういう人物だと解釈していたため、実写化するのは困難だったでしょうが、レイフ・ファインズは見事に世界の期待に応えてくれました。闇の帝王が本からスクリーンに飛び出してきたような演技を魅せてくれたファインズには称賛を送るべきですね。

彼が演じたヴォルデモートは残酷なカリスマ性を持ち、危険な言葉の裏に内在する不安定さは多くのファンを凍りつかせました。

 

 

 

本ページの情報は２３年５月時点のものです。
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