ハリウッド映画って！？
ハリウッド映画とは、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスにあるハリウッド地区で製作された映画。ハリウッドには広大な自然があり、降水量も少なく、温暖な気候で映画を撮影するにはもってこいの理想的な環境だったのです。
製作会社と配給会社
映画を観るとき、冒頭で会社のロゴマークだったり、社名が表示されます。これはその映画を製作した会社、配給してる会社のマークです。
では、この２つは何が違うのか！？
製作会社とは、その名の通り、映画を作る会社で、映画製作に必要な資金を集め、脚本を買い付け、監督や役者を雇い映画を製作します。配給会社とは、製作される映画、もしくは製作された映画を買い付けて映画館やDVD販売、テレビ放送するなどの権利を持つ会社です。配給会社は、映画の興行収入を少しでもあげるため、サウンドトラックを発売したり、俳優陣を来日させて宣伝イベントを行ったりしています。
主要配給会社
今現在のアメリカのメジャーな配給会社は５社あります。ハリウッドビッグ５と呼ばれています。
上記の６つのロゴマーク、見たことあるって人多いんじゃないでしょうか？元々、ビッグ６と呼ばれていましたが、この中の１つ、右の真ん中、２０th century FOXが２０１９年にディズニーに買収されて、現在はビッグ５となっています。ディズニーが頭１つ飛びぬけてる印象ですね。
この上記のスタジオグループに入っていれば『ハリウッド映画』と呼べるでしょう。
それでは、１つずつ見ていきましょう。
DISNEY（ウォルト・ディズニー・カンパニー）
言わずもがな超有名であり、一番巨大な配給会社でしょう。どんどん規模を拡大していっており、傘下にはマーベル・シネマティック・ユニバースでおなじみのマーベル・スタジオ、スターウォーズのルーカス・フィルム、そして、２０世紀フォックスを買収しています。さらに、PIXER（ピクサー・アニメーション・スタジオ）もあり、これは、スティーブ・ジョブズがアップルを退社したとき、買収し、名付けた会社でもあります。
Warner Bros. Entertainment Inc.（ワーナー・ブラザース・エンターテインメント）
こどもの頃は、このWBのロゴが出てきたらドキドキしました。みなさんも一番なじみがあるロゴではないでしょうか？ワーナー４兄弟によって設立されました。
UNIVERSAL（ユニバーサル・スタジオ）
地球の廻りをユニバーサルの文字が回ってるアレです。USJにも同じモニュメントがあるのでご存じの方多いと思います。ただ、USJにあるアトラクション（映画）が全部ユニバーサルスタジオで製作されたものではありません。
傘下にはイルミネーション・スタジオがあり、『ミニオンズ』で一気に知名度があがりました。ユニバーサルは、オープニングで毎回ミニオンが出てくるので知ってる方も多いでしょう。
Sony Pictures entertaiment（ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント）
日本の家電大手ソニーの子会社です。上記の画像にはソニーの画がありません。これは、コロンビア・ピクチャーズをソニーが買収したからなんです。コロンビア映画のオープニングで「コロンビアレディ（自由の女神みたいなアレ）」のほうがみんなになじみがあったので、そのまま使用しています。
PARAMOUNT PICTURES（パラマウント・ピクチャーズ）
雪山と星のロゴで有名ですね。マジェスティック・マウンテンという山らしく実在の山ではない。まわりの星マークは、かつての専属スターの数を表しており、当初２４個でしたが、現在は２２個となっています。なぜ２個減らしたかは謎。
・クワイエット・プレイス
などがあります。
２０th Century FOX（２０世紀フォックス）
元々、ビッグ６の１つであった２０世紀フォックス。２０１９年にディズニーの傘下に入りました。『Xーメン』などが有名ですが、マーベルと同じディズニー傘下なので今後、マーベル・シネマティック・ユニバースにXーメンが加わるかどうかファンは議論していますね。（原作ではXメンもアベンジャーズのメンバー）
まとめ
ハリウッド映画といっても定義がないのであいまいですが、オープニングで上記の配給会社のロゴがあった場合はハリウッド映画と認識してOKです。
面白いのは、日本の配給会社の東宝は、上記の各社と売り上げを比べても遜色ありません。近い将来、東宝がビッグ６に数えられるかも・・・。
