2020年は新型コロナウイルスの影響で各方面大打撃を受けました。
そんな中、まさかの記録的大ヒット映画が生まれました。それが『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』です。未だかつてないスピードで興行成績を伸ばしまくってる作品で、社会現象ともなりました。
本作は、TVアニメシリーズの続きをそのまま描いているのが特徴。他の漫画原作は、映画単体としてオリジナルストーリーが展開されるといったことが多かったため、『鬼滅の刃』は、完全に異質の作品でしょう。
とはいえ、初心者が楽しめないかといったらそうでもないのが『鬼滅の刃』の絶妙なところ。
主人公が悪い鬼を倒すというシンプル構造で、映画から『鬼滅の刃』に入る人も楽しめる魅力ある作品となっています。
映画あらすじ
TVアニメ『鬼滅の刃』全26話の続編となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』。
十二鬼月の累との戦いで負傷した傷が癒えた竈門炭治郎(かまど たんじろう)、我妻善逸(あがつま ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら いのすけ)の三人は、次の任務先である無限列車へと乗り込みます。
この列車の車内では40人以上もの人が行方不明となっており、さらには、鬼殺隊の隊員も行方不明となっていたことから、鬼殺隊の上位剣士である柱の一人、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)も派遣されていました。三人はこの煉獄と合流し、さっそく鬼を見つけて退治します。
しかし、それは十二鬼月の下弦の壱、魘夢(えんむ)が見せた夢の中の出来事でした。
現実世界の炭治郎たちは、夢の中に閉じ込められ身動きできない状態で眠らされていました。そこへ魘夢の魔の手が迫りくる。
驚異の大ヒット!!
『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、日本の歴代興行収入の記録を次々塗り替える大ヒットとなりました。
元々『鬼滅の刃』がここまでの人気作品となったのは、TVアニメの影響が大きいでしょう。
コミックスの発行部数も異常ともいえる数字を叩き出し、アニメの視聴率でも『鬼滅の刃』は、後半になるにつれむしろ拡大していきました。
その理由の一つに“個性的なキャラクター“がたくさんいるということが挙げられるでしょう。人気作品を語る上でキャラクターが個性的っていうのは、月並みな表現ですが、それでも言わざるを得ないほど、『鬼滅の刃』の登場人物は一人一人、魅力的な個性を持ってるキャラクターたちです。



(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
中でも本作の主人公といってもいいぐらいの活躍を見せた炎柱・煉獄杏寿郎という男。
物語の前半はあまり出番はないですが、後半の戦闘シーンを担い、物語が終わる頃、彼の雄姿に涙した人も多いんじゃないでしょうか。
物語の冒頭こそ、炭治郎と会話するときなど、目もあわせずどこか距離感がありました。しかし、物語が進んでいくと、煉獄杏寿郎の表情も和らいでいき、最後には炭治郎と向かい合い会話をします。最初、遠い存在だと思ってた煉獄との距離が近づいたように見えるからたまりません。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
そんな煉獄と戦闘を繰り広げるのは、鬼の幹部である十二鬼月の上弦の参・猗窩座(あかざ)です。
猗窩座と煉獄との戦いは、漫画でみるのとは違い、豪華なエフェクト、激しい音楽、映像ならではの迫力で、例え、結末を知っていたとしても、初めて観たように感じる仕上がりでした。
完結している原作漫画では、猗窩座のその後や人物背景なども描かれており、いずれはアニメ化されると思いますが、楽しみですね。
TVアニメ『鬼滅の刃』を観るならU-NEXTがオススメです。
本ページの情報は20年12月時点のものです。
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