今や、誰もが知るFacebookの共同創業者で会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグがハーバード大学在学中に「フェイスブック」を作るまでを描いた作品。
Facebookがどのようにして生まれ、また、そこに至るまでの過程や訴訟問題など。事実に基づいているものの、キャラクターの細かい設定などはかなり脚色されている。主演は『グランドイリュージョン』のジェシー・アイゼンバーグ。
『ソーシャル・ネットワーク』(2010)
あらすじ
2003年秋、ハーバード大学に通うマーク・ザッカーバーグはボストン大学に通う恋人のエリカに振られてしまい、その腹いせにブログで彼女の悪口を書き並べ、さらに、大学のコンピューターにハッキングを仕掛け女子学生の写真を集め、女子の顔面格付けサイト「Facemash」を立ち上げる。そのサイトは瞬く間に人気となり、4時間で大学のサーバーをダウンさせてしまう。
そこへ、エリート学生であるウィンクルヴォス兄弟とその友人、ナレンドラに声を掛けられ、マークの優れたプログラミング能力に目をつけ、女性に出会うことを目的とした学生専用コミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の製作を依頼する。
これにヒントを得て、ソーシャルネットワーキングサイトの製作を始め、親友のサベリンに出資とCFO(最高財務責任者)の就任を頼む。
マークは兄弟たちとの接触を避け、サイト制作を進め、2004年初頭、「The Facebook」は誕生する。
Facebookは瞬く間に学内に広まっていき、サイトをさらに大きくしようと決意。システムを改良し、他大学へも次々と開放していく。
ウィンクルヴォス兄弟は、Facebookがヨーロッパの大学にまで浸透しているほど巨大化している事実を知り、訴訟の決意をする。
フィクション&ノンフィクション
まずは、この作品は世界最大のSNS企業であるFacebookの創始者マーク・ザッカーバーグの伝記映画とは言ってるが、実際かなりフィクションを交えている。
そもそも、社交クラブに入って女の子にモテたいという描写からして違うらしい。元カノを見返すためにFacebookを作ったように描かれているが、実際はFacebookが誕生する前から交際しており、その人が今の奥さんパトリシア・チャンである。なので当然、ラストシーンで元カノにFacebookで友達申請するのもフィクション。ザッカーバーグ本人は服装に関しては唯一忠実だそうで、Tシャツのデザインやサンダル、フリースなどは確かに持ってる物と同じだったそう。映画的な面白さを出すためにキャラクター像などは、かなり脚色されてると思った方がいい。
ただ、元カノの悪口をブログに書いたことや、女子の顔を格付けするフェイスマッシュを作ったのは事実なのでヤナ奴であるのは間違いない。
マーク・ザッカーバーグについて
米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは、純資産が1000億ドルを超えている。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、、世界の大富豪で純資産が1000億ドルを超えているのは、ジェフ・ベゾス氏(アマゾン)、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト)、そして、ザッカーバーグ氏(フェイスブック)の3人。ちなみに1000億ドルは日本円で約10兆5600億円。
マーク・ザッカーバーグは、12歳でプログラミングを習得し、歯科医であった父親をサポートするための受付業務システムを作った。18歳になり、ユーザーの音楽の好みを元に、新たに曲を提案する「Synapse Media Player」を開発。このソフトに対し、マイクロソフトは約1億円の買収金額を提示されたという逸話もある。
ザッカーバーグの成功はフェイスブックだけではなく、12年4月、写真中心のSNSサービスを提供する売上高ほぼゼロの「インスタグラム」を10億ドルで買収したことは世界に大きな衝撃を与えた。
ちなみに、2013年からの年収は、1ドル(約100円)です。これはスティーブ・ジョブズ氏の影響で始めたそう。ほかにも1ドルで働くCEOはGoogleの創始者たちやPaypalの生みの親であるイーロン・マスク氏などがいます。何故こんな事ができるのかというと、彼らは、株価を上げることで収入を得てるんですね。CEOというのは給料を1ドルにすることで株価を上げることだけに集中できるんです。さらに、お金に貪欲でないという印象を与えるPR効果も抜群ですしね。
今現在、Facebookの登録者数は27億人と言われている。地球人口が77億人だから3人に1人はFacebookを使ってることになる。
彼は、世界征服者か、創造主か?
終わりに
我々の周りはテクノロジーの発達により、どんどん生活は豊かで便利なものになっていくでしょう。
しかし、その裏では多くの仕事がコンピューターに取って代わられることになります。
もっとコンピューターを身近に捉えて、コンピューターの仕組みを理解しないといけません。全員がエンジニアになれとはいいませんが、理解することでひとつの事柄を別の視点から考える方法を教えてくれるでしょう。
50%はエンジニア、50%はマーケター、アナタ/私がなるのはグロースハッカーだ。