頑張る女子のガールズムービー!!『ピッチ・パーフェクト』シリーズ

ドラマ

『ピッチ・パーフェクト』シリーズは、2006年から2007年にかけて、大学アカペラ選手権を追った、編集者のミッキー・ラプキンによるノンフィクション小説が原作。全世界で500億円をこえる大ヒットを記録したミュージカル・コメディ映画。
全3作品をご紹介。

 

 

『ピッチ・パーフェクト』(2012)


あらすじ

音楽プロデューサーになることを夢見るベッカは、父親が教授を務めるバーデン大学へ嫌々ながらも入学することになった。
大学内での活動に一切興味がない彼女だったが、ある日、大学の女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」への参加を勧められる。そこで、個性豊かな部員たちと知り合い、厳しい指導を受けていく中で、いつしか本気でアカペラ全国大会を目指すようになり・・・。

 

 

作品概要

主演はミュージカル経験のあるアナ・ケンドリック。公開当初こそ、上映館は少なかったが、ティーンの心を掴み、口コミで瞬く間に全米で拡大上映された。
主演のアナがカップを楽器代わりにして歌う「CUPS」が評判となり、再現動画が多く作られた。
日本でも、山Pをはじめ、多くの芸能人が挑戦動画をアップしている。
本作の最後のステージは圧巻のアカペラパフォーマンスを披露するキャストたち。その秘密は、撮影前の4週間を、1日10時間どっぷりと歌と踊り浸けになるアカペラ・ブートキャンプを敢行。完璧に出来るまで行うハードなものだったそう。

 

 

『ピッチ・パーフェクト2』(2015)


あらすじ

前作で女性アカペラチーム『バーデン・ベラーズ』は全米大会初優勝を飾り、以降3連覇中と向かうところ敵なしだった。
そんな時、アメリカ大統領の前で歌声を披露することになり、そこで、失態を犯してしまう。アカペラ理事会はブチ切れてバーデンベラーズを活動禁止の処分に・・・。
しかし、一度きりの名誉挽回のチャンスを与えられる。それは、アカペラ世界大会で優勝すること。しかし、アメリカは世界大会で優勝したことは1度もない。
優勝することのプレッシャーや卒業後の進路の不安を抱えているため、メンバーの心はバラバラに。そんな時、ドイツから最大のライバル「ダス・サウンド・マシーン」が現れ、「バーデン・ベラーズ」はますます窮地に追い込まれて・・・・。

 

作品概要

キャストは、前作からほぼ続投、新メンバーも入りパワーアップしてる。監督は前作で製作・出演していた女優としても活躍するエリザベス・バンクス。
元々、この作品は原作を読んだエリザベスが企画を持ち込んだらしいので、相当思い入れがあるのでしょう。
また、本作にはいろんな人がカメオ出演している。スヌープ・ドッグやペンタトニックス、アメリカ人なら誰でも知ってるトーク番組の司会者など。
最大の話題はオバマ大統領。冒頭で彼女たちが大統領の前でパフォーマンスするんですけれども・・・・。

 

 

 



 

 

 

 

 

『ピッチ・パーフェクト3』(2017)


あらすじ

前作で世界大会優勝という有終の美を飾り、バーデン大学を卒業した「バーデン・ベラーズ」の面々。皆それぞれ別の道を歩み始めたが、学生時代とは異なり、仕事も恋も上手くいかないという現実を突き付けられる日々。そんな時、再結成のチャンスが訪れるが・・・・。

 

 

作品概要

『ピッチパーフェクト』シリーズ続編にして完結編。出演陣はそのまま続投。前作で監督を務めたエリザベス・バンクスが本作では製作・出演を兼任している。
最終章だけあって美しいハーモニーとダンスはそのままに、音域をパワーアップさせ、ロック、カントリー、ヒップホップなど圧巻のパフォーマンスをみせてくれる。
また、本作はブリトニー・スピアーズ、アリアナ・グランデ、アヴィーチーなどの曲が使用されています。

 

 

 



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終わりに

現代では、慎ましく可憐な大和撫子な女性像は古い!!映画に出てくる彼女たちのようにより強く、たくましく生き抜く力が必要です。
男女平等の理念が社会に広がり、女性が活躍できる時代になったとはいうものの、日本は先進国の中で最低クラス。2019年に発表されたジェンダーギャップ(男女格差)指数で日本は153か国中121位と過去最低。
ハリウッドでも男性より女性のギャラが安いことが問題になっている。映画業界においても女性の地位は低く見られている。

 

 

日本では、若い女性クリエーターたちに活躍の場を広げてもらおうと『シブカル祭(まつり)』が渋谷で行われていた。渋谷の真ん中でやりたいことを炸裂させる彼女たちのその姿は、映画に出てくる主人公のように、既成概念に縛られる者たちを嫉妬させ、奮起させるパワーがある。

 

 

何かに挑戦してもそれが成功する保証はない。今日上手くいっても、明日は地獄。そんなこと生きてりゃザラにある。でも、必死で挑んだ結果なら失敗も失敗という名の作品になる(肉じゃがだってビーフシチューの失敗作から生まれた)。本気で挑んだ先にしか辿り着けない景色ってもんもある。
眼前に広がるつまんない世界。その景色を変えられるのはアナタだけ。
気取るのもいい、ときに逃げるのもいい・・・が、もがき続けるアナタの全力が、今、この国には必要だ。

 

 

さぁ明日は何を着て行こうか?



 

 

 

 

 

 

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